Column
コラム
こんにちは。AMBER BOTTLE AROMATHERAPY主宰の坂田です。
2022年も残りわずかとなりました。とにかく始めてみようと教室をスタートし、あっという間に過ぎた1年でした。いまだに毎日が手探り状態ですが、実際にやってみて初めてわかったことがいろいろとありました。それだけでも、始めてみてよかったです。
そして、教室を始めるにあたり、そもそもどういうきっかけでアロマを始めたのかを思い出すことも多い1年でした。
私がアロマを始めたのは、15年くらい前のことです。当時通っていたポルトガル語教室の友人がかなり本格的にアロマをやっていて、アロマトリートメント(いわゆるマッサージ)の練習台になったのがきっかけです。
それまでは匂いというものをほとんど意識せずに生きていたので、こんな世界があったのかという驚きがありました。見事にハマった私は精油を買いまくり、いろんな匂いに出会いました。特に、スイートマジョラム、ゼラニウム、ベルガモット、ローズウッドの香りには、強く魅了されました。
いつしか、匂いを嗅ぐだけでは飽き足らず、基礎化粧品やボディケア用のオイルを作るようになり、アロマはすっかり私の生活に根付きました。そして、およそ10年後にアロマテラピーインストラクターの資格を取ることになるのですが、そのときはまさか実際に仕事にする日が来るとは思ってもいませんでした。
昨年まで、私はIT系書籍の編集者をしていました。IT系とひとくちに言っても実にさまざまなジャンルがありますが、主に資格試験の対策本を手がけていました。長年仕事をしていくうちに忘れかけていた「受験者目線になる気持ちを取り戻そう」という気持ちが起こり、資格試験の勉強をすることにしたのです。
そんなわけで、インストラクターの資格を取ったのはあくまでも編集の仕事のためという、ちょっとおかしな動機でした。だけど、いろんなことがつながっていって、仕事になったんです。何がどう転ぶか、本当にわからないものです。
何がどうつながったのかは、またいつか書きたいと思います。
アロマと出会っていろんな変化がありました。その1つが、香りへの意識です。匂いと嗅覚を意識するようになって、それまでいかに五感を使っていなかったかということを感じました。知らない精油も知らない香りも、まだまだたくさんあります。趣味では絶対に手を出さないような精油も、アロマを仕事にしたからこそ、これからチャレンジしてみようと思っています。
アロマを始めて15年後にスタートした「AMBER BOTTLE AROMATHERAPY」という場で、これからも香りの冒険を続けていきたいと思います。