Column
コラム
こんにちは。AMBER BOTTLE AROMATHERAPY主宰の坂田です。
さまざまな使い途があるのがアロマのよいところ。スキンケアやボディケア、芳香浴、生活の中で気になるニオイの消臭など、使い方は人それぞれ、自由です(基本ルールを守ったうえで)。
当教室の「はじめてのアロマセラピー」というレッスンでは、アロマセラピーでできることを紹介しています。その1つが「コミュニケーションに役立てる」。
「アロマとコミュニケーション?」と思われるかもしれませんが、わかりやすいのはアロマを使ったちょっとしたプレゼントです。アロマスプレーやミツロウベースのハンドクリームは、みなさんが思っているよりもずっと簡単に作れます。しかも、けっこう喜んでいただけます。これまで私もいろんな方にプレゼントしています。折り合いのよくなかった親とも、香りのプレゼントのおかげで関係が少しほぐれたという経験もあります。
贈り物をするときって、「いつ誰に贈るか」を考えますよね。アロマのプレゼントを作るときも同じで、季節、イベント、その人の趣味や好み、そしてその人の印象から、香りのイメージを考えて、その人に喜んでもらえるものになるように作っています。
みなさん、プレゼントすると喜んでくれるのですが、印象的だったのは、以前仕事でお世話になった方にバスソルトをプレゼントしたとき、「プレゼントされる側は、プレゼントする側が思っているよりもずっとうれしいんですよ」と言われたことです。「へぇ〜、そうなの!」と思いました。
プレゼントを贈る人のイメージに合った香りを考える、この過程では必ず相手のことを考えますよね。相手のことを考えて、表現するという行為は、コミュニケーションのひとつだと思うんです。お花を贈るときもそんな感じじゃないでしょうか。
さて、アロマに慣れていない方にとって悩ましいのが精油選びかと思います。レッスンでもお伝えしていますが、次の3つが精油選びのポイントです。
・「目的」を明確にする
・「どんな状況」で使うのか(どんな状況で使ってもらいたいか)
・「どのように」使うのか(どのように使ってもらいたいか)
これは、プレゼントでも、自分が使うものを作るときでも同じです。
たとえばテレワークの間にリフレッシュできるものをプレゼントしたい場合だと、目的は「リフレッシュ、気分転換」、状況は「テレワーク中に疲れたとき、休憩のとき」、使い方は「アロマパルスの形にして机の上に置いておき、仕事の合間でも手首などにさっと塗って手軽に気分転換する」といった感じです。
「目的」に関しては、各精油の作用を知っていると適当な精油を選びやすくなります。この例の場合だと、スパイクラベンダー、ペパーミント、ユーカリ、レモン、レモングラス、ローズマリーなど。
そして、さらに大切なのは「心地よいと感じる香りを選ぶこと」です。心理面での作用を期待するのなら、ここはとても大切なポイントです! いくつか候補の精油を選んで香りを嗅いでみて、受け取る人のことを想像して「そのときに一番気分よく、リフレッシュできる香り」に絞り込みましょう。いろんな情報に偏らず、香りを嗅いだときのご自分の感覚をぜひ大切にしてくださいね。
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PHOTO: Candle, Envelope And Present On Wooden Table, Vertical by Daniela Simona Temneanu from NounProject.com